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2009-12-13

はてなハイクの2年目を振り返る

| 22:24 |  はてなハイクの2年目を振り返る - 趣味には偏ってないだいちゃんの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク -  はてなハイクの2年目を振り返る - 趣味には偏ってないだいちゃんの日記  はてなハイクの2年目を振り返る - 趣味には偏ってないだいちゃんの日記 のブックマークコメント

本日で「はてなハイク」は2007年12月13日のクローズドβ開始から2周年を迎えました。ということで、今回は「はてなハイク」の2年目を振り返ってみようかと思います。


ユニークID数/エントリ数の統計情報を振り返る

id:ha_dzu_kiがキーワード「統計」にてほぼ毎日はてなハイクに書き込んだユーザ(はてなハイカー)に関するユニークID数/総エントリ数を投稿し続けているのは、はてなハイカーなら周知の事実かと思いますが、これまでのユニークID数/総エントリ数をはてなグラフ上で表示してみると、2年目は以下のようになりました。

ユニークID

f:id:daichan330:20091213185550j:image

graph:id:daichan330:Hatena_Haiku_UIDs:d365

総エントリ数

f:id:daichan330:20091213185621j:image

graph:id:daichan330:Hatena_Haiku_Total_Entries:d365


それぞれの傾向を見ると、以下のようなことが分かります。

  • ユニークID数/総エントリ数ともに2008年8月末頃までは共に漸次上昇。
  • しかし、2008年8月末を過ぎた辺りから共に漸次減少に移行。
  • 漸次減少は一月程続き、その後は現在まで大体「ユニークID数:1200~1300、総エントリ数は5000程度」でほぼ一定化。
  • 総エントリ数の最高値:衆議院議員選挙が行われた2009/08/30(エントリ数:11404)。
    • 総エントリ数が10000を超えたのはこの日のみ。

統計」の算出値をもう少し詳細に見た場合、以下のようになります。

  • 総エントリ数
    • public timelineに反映される通常キーワードへの投稿は全体の80~85%程度である。
    • つまり、1日の全投稿数のうち、2割程度はIDページへの投稿。
  • ユニークID
    • 1日のエントリ数が1~4のユーザ数が全体の約3/4(75%)程度を占める。
    • 「常連はてなハイカー=投稿数が多い」と短絡的に考えれば、常連はてなハイカーは「全体の25%であり、大体300~350ユーザ程度」となる。

これら統計情報から分かることは、最近の「はてなハイク」は良くも悪くも大きな動きが無い「停滞」状態であることが考えられます。


コミュニティ観点からの2年目

はてなハイク」というコミュニティの2年目を振り返った場合、以前書いた「「はてなハイク」というコミュニティの現状」から既に半年が経ちますが、大きな変化は余り感じられませんでした。やはりはてなー層(ダイアリー/ブックマークをメインに利用するユーザ)や、うごメモはてなユーザ層とは違った独特なコミュニティの形成は相変わらずです。

しかし、上記の統計情報にもあるように、2009年8月末以降急激にユーザ数が一時期減少していました。しかしこの原因は自分もよく分かってはいません。(統計情報の信憑性を除いた場合、)単純に思いつくのは「メインユーザ層がtwitterに移動した」「各種揉め事の影響でユーザが離れた」となりそうですが、これらの事象は今年の夏以前も少なからず発生していたことであり、ユニークID数が急に減少する程の大きな要因には繋がらないのではと感じています。

ただ、ユニークID数の減少と合わせて、今年の秋頃から「はてなハイクに投稿し辛いムード」が生まれているのではと少なからず感じることがあります。先程の統計情報を見ても、ユニークID数減少よりも総エントリ数の減少幅が大きく、漸減が止まってからも1日における1ユーザの投稿数自体は以前よりも減少したままです。また漸減期が過ぎて以降、ユーザID数・総エントリ数はほぼ一定で推移しています。これは「新規ユーザが入ってきても定着し辛いコミュニティとなっていることの表れ」ではないか*1と考えられます。


管理者サイドの2年目

はてな側から2年目に「はてなハイク」に対して行われた機能追加・変更と言えば、大きく以下があります。

またキャンペーン等も何件かありましたが、1年目のように著名人を招いたイベントや「はてなハイク」単体のイベント*2は行われませんでした。はてなアイデアについても50件程が「実装済」になっていますが、そのほとんどが不具合修正でした。

このようにほとんど大きな動きは見られませんでしたが、一方で最近の状況を見ると、管理者サイドからはてなハイクへのアプローチがあった際にユニークID数が増加する傾向が見られています。コミュニティとしては「停滞」状態にある「はてなハイク」も管理者サイドからのアプローチがあればもう少し動きが出てくると言えるのかもしれません。

しかし「はてなハイク」というサービスでマネタイズを考えるとかなり微妙な感じを受けます。広告は一応出されています*3がネタにされることあっても収益があるのかは不明です。となると「カラースター」の収益となりますが、はてなスターそのものは「うごメモはてな」に続いて付加されやすいとはいえ、余り目立ってカラースターが付いていることはありません。これらを踏まえると、収益を上げ辛い「はてなハイク」には中々注力し辛いのかもしれません。


とここまで書いて

本来であれば「3年目のはてなハイクは本当に(正式サービスとして)このまま存続するか微妙な段階に来ているのかもしれません」辺りで締める予定でした。

しかし、ご存知の人も多いかと思いますが、2週間程前に「はてなハイク2(仮)」が新規のクローズドβサービスとして発表され、状況がだいぶ変わってきました。


はてなハイク2」の意義について考える

自分も参加させていただいたHUG KYOTO 第3回での「はてなハイク2」発表プレゼンを聞いた際に個人的に感じたことは、『現行の「はてなハイク」へアプローチしていく選択ではなく、違った角度の新しい「はてなハイク」を作る』ということでした。ある意味「はてな」らしい考え方と言えるかもしれません。

しかし、「はてなハイク2」自体のアプローチはこれまでの「はてな」とは大きく以下の2点で異なっています。

完全招待制のクローズドサービス

プレスリリースにある通り「はてなハイク2」は完全招待制予定となるようです。「はてな」のこれまでのサービスを振り返ると「何でもかんでもオープンにしすぎる」という印象が強かったのではと思います。しかし「はてなハイク2」は一転して「安全性」を名目とした招待制というクローズドサービスにしようとしているようです。


携帯端末に特化したサービス

また、これまで「はてな」と言えばPC向けで携帯端末向けは後手になりやすいというイメージが少なからずありました*4。しかし「はてなハイク2」は「携帯端末向け」として開発されており、PCからの利用が不便である*5というこれまでとは逆の開発指針となっています。


これら2点から考えられることは「はてなハイク2は低年齢層向けのサービス」を想定しているのではないかということです。大きな要因として、やはりもうすぐ1周年を迎える「うごメモはてな」により(任天堂の協力がありながらも)小中学生などの低年齢層向けサービスを提供する土台がある程度固まったことがあるのではと考えられます。少し前に「はてな広報ブログ」で紹介された座談会記事にも「小中学生のネット・コミュニティの可能性」という項が設けられており、「はてなハイク2」の大きな特徴である「携帯端末特化」(この携帯端末にはDSiブラウザからの閲覧・投稿も含まれる)との関係性は少なからずあるように考えられます。


3年目の「はてなハイク」はどうなる?

はてなハイク2」の登場により、現行の「はてなハイク1」(「はてなハイク2」に対して現状このように呼ばれることがある。)と「はてなハイク2」の2種類のミニブログサービスが「はてな」には存在する状況になりました。

これから3年目の「はてなハイク」の最大の関心事はやはり「はてなハイク1」と「はてなハイク2」がどのような扱いになるかになると思います。HUG KYOTO 第3回のプレゼンおよび質疑応答から「はてな」サイドはあくまでも「はてなハイク2」を正式化し推して行くものと思われます。

となると、(個人的な憶測ですが)現行の「はてなハイク1」は「はてなハイク2」に吸収される可能性が高いのではないでしょうか。しかし、吸収となった場合「はてなハイク1」の各種資源(エントリ、キーワード、APIはてなハイク市民制度*6、そして利用者)が簡単に移行できるかは疑問が残ります。一方で「はてなハイク1」が存続となった場合、2種類の異なる仕様を持つ「ミニブログ」サービスが提供されることは、少なからずユーザ側に混乱を招くことも考えられます。となると「はてなハイク1」の方は「はてラボ」に降格などの処置がなされる可能性も無いとは言い切れません。

(なお「はてなハイク2」についても、現行の仕様等で気になる点は少なからずありますが、色々と制約等もあるため、また別の機会に書けたら良いなと思っています。)


最後に

2年目の「はてなハイク」を利用していての個人的なイメージを簡単に表すと「停滞」「濃縮」(コミュニティの雰囲気、はてなサイドのアプローチを含め全体として)でした。

ですが、この「停滞」「濃縮」から想起されるどん詰まり感に対しては、はてなサイドから「はてなハイク2」という新しい切り口を提供するという解が与えられたように思えます。「はてなハイク」も3年目を迎えますが「停滞」ではなく「変動」の年になるかもしれません。

*1:常連はてなハイカーの離脱も無い訳ではありませんが。

*2:1年目にはWacomとの連携でペンタブレットが貰えるキャンペーンが計2回(第1回第2回)行われました。

*3:なお、PC版の広告は以前は「Google Adsence」でしたが、今年夏頃にはてなオリジナルのレクタングル広告に変更されています。

*4:例えば、「人力検索はてな」ではサービス開始から8年以上が経過する現在でも回答はPCオンリーであり、携帯からの回答は不可などがあります。

*5:例えば「つぶやき」がテキストフォームである点、各種リンクがモバイル仕様である点など

*6:3年目となるとサービス稼働日数が1000日を超えることになり、いよいよ「はてなハイク」にもプラチナユーザが登場します。プラチナ市民は他(金・銀・銅)の市民と違い、レアスターが1個付与される特別なメリットがあります。