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2009-06-23

「はてなハイク」というコミュニティについてもう少し書いてみる

| 20:30 | 「はてなハイク」というコミュニティについてもう少し書いてみる - 趣味には偏ってないだいちゃんの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「はてなハイク」というコミュニティについてもう少し書いてみる - 趣味には偏ってないだいちゃんの日記 「はてなハイク」というコミュニティについてもう少し書いてみる - 趣味には偏ってないだいちゃんの日記 のブックマークコメント

先週「「はてなハイク」というコミュニティの現状」というエントリを書きましたが、ブクマコメント等で色々と反応があったので、もう少し書いてみようかと思います。


はてなハイクの良い所って何よ?

ブクマコメントで「良い所はどこ?」とありましたが、よく見かける意見としては、「ミニブログなので手軽に投稿できる」「お絵描きできる」「動画が貼れる」「写真が載せられる」…等々かなと思います。しかしこの程度なら別に「twitterでええやん」「pixivでええやん」…という意見が出てくる訳で、それを抜いて考えた場合「一体何だろう?」という話になります。


「よく分からない」所がはてなハイクの良い所

結局1年半ほど使ってきて思い当たった所は、

だけど、はてな全体のよくわからない感じがハイクには凝縮されてるようにも思う。

はてなハイクへようこそ! - activeエレン

にも書かれていますが、その「何なのかよく分からない感じ」そのものが「はてなハイク」としては一番良い所ではないかと思います。

実際に「はてなハイク」として投稿できる内容は「文章」「写真」「イラスト」「動画」とミニブログとしては幅広い内容が投稿できます。また「文章」として投稿できる内容の幅は、1行のみの短文から65000字までの長文までとかなり広いです。またこれらの内容を組み合わせて、エントリを構築することもできます。

このような幅広い内容がトップページであるpublic_timeline、キーワードを軸としたkeyword_timeline、ユーザ用のuser_timelineなどに集合されて表示される訳ですから、各種timelineの内容はかなり混沌とした状態になります。その「混沌」=「カオス」こそがはてなハイクの一番の魅力であり、はてなハイクの本質ではないかと思います。


はてなハイク」は議論にも向いている

先のエントリで「「はてなハイク」というコミュニティでよく話題になりがちな内容」の中に「議論ウザイ」というものがあることに触れました。しかし実際のはてなハイクのインタフェースは、「ミニブログ」でありながら以下の通り、かなり議論向けの構成になっていることが伺えます。

  • キーワードによるお題の固定化
    • 議論のブレを極力減らすことができる。
  • keyword_timeline をユーザが共有できる。
    • キーワードページ上で流し読みができ、ユーザ間の意思疎通が図りやすい。
  • 1エントリに65000文字書くことができる。
    • 100字のブクマコメント・140字のtwitterなどのように文字数制限による内容構成を考えず、自分の思ったことを書ける。
  • Reply機能で相手に対して、直接反論・同調することができる。
    • 増田やダイアリー・グループ日記のようなトラックバックという面倒なことをしなくて良い。
  • ID名でエントリを投稿できる。
    • 増田のような投げっ放しな匿名エントリではなく、ID名を出して意見を書くことができる。
  • 携帯でもエントリを投稿できる。
    • 増田やグループ日記などは携帯からエントリが投稿できない。それに比べて手軽である。

使っていてしばしば見かける「はてなハイクは議論に向かない」「議論が発生し辛い」という意見は、あくまでも「議論に向かない」という空気がリリースから1年半の間に醸成されてしまったからであり、本当はと言うと「はてなハイク」は「はてな」の各種サービスの中でもかなり「議論」に向いているサービスではないかと思います。


はてなハイクにおける「はてなスター」のプラスモデレーション

はてなハイク」は「twitter」とよく比較されて扱われますが、相違点の一つに「はてなスター」と「fav」の違いがあると思います。どちらも同じような共感・評価系*1の機能ではありますが、「twitterでのfav」は本人から(ツール等を使ったりしないと)見ることができないのに対し、「はてなハイクでのはてなスター」は標準状態で見ることができます。

標準で視覚化されてることにより、ミニマムな「スター経済」が「はてなハイク」に発生していない訳ではありませんが、作品への評価にはてなスターが使われている「うごメモはてな」と比べて、はてなハイクでのはてなスターは評価よりも共感的な意味で使われている傾向が高いです。

先のエントリで「おはよう」や「おやすみ」におけるはてなスター付加の特殊性を挙げましたが「共感」の部類が濃縮されたようにも感じられます。

そういう意味では以前id:ululun氏が書かれた以下のエントリが「はてなハイクというコミュニティ」における「正の方向性」としての本質なのではないかとも思います。

はてなハイクの「おはよう」になにげないエントリを書いたら、スターがついた。

嬉しかった。

ハイクって良いじゃん。

はてなハイクの「おはよう」になにげないエントリを書いたら、スターがついた。... - ひとりごと - うるるん - はてなハイク

public_timelineが「使い物にならない」ようになれば見晴らしが変わる

先のエントリでも書きましたが、「はてなハイク」はアクティブユーザ数が1200程度という「はてな」全体としては超が付く程の弱小勢力であるといえます。そしてそのアクティブユーザの少なさこそが、public_timeline、いわゆる「トップページ」を「見ることができる」状態にし、public_timeline 信仰を重んじるユーザがいわゆる自治に乗り出す状況が形成されています。

そのため、ユーザ数の投稿数が増加し「public_timelineが使い物にならない」状況になれば、コミュニティを俯瞰した際の見晴らしもだいぶ変わり「はてなハイク」というサービスの本質がもっと見えてくるのではないかと思います。

しかし、サービス稼動から1年半でアクティブユーザ数が1200という現状のままでは、ユーザ数が急激に伸びる可能性は何らかのテコ入れをかけない限りかなり低いのではないかと思います。今のままでも居心地の良いユーザにとっては居心地の良い場所が続くのでしょうが、一方でハイク自体における「一見さんお断り」のムードによる停滞感は更に強まり、結果的に「はてな」全体から見た場合の孤立したコミュニティとなるのではと思います。

最近のはてな側の状況を見ると「My はてな」を主軸にサービス間連携を強める節も見受けられます。しかしコミュニティが孤立してしまうと、その際に障害となる可能性があります。

今後どうなるかは分かりませんが、「はてな」側から見た場合も何らかの手を打つべき時に来ているのかもしれません。


終わりに

色々と書いてきましたが、余り個人的には「ハイクって面白いですよ!」と書くと、どうにも胡散臭い感じにしかならないでこれ位のトーンで書いてみました。

時々ハイク関連のエントリで「何書いていいのか分からん」という意見を見かけるのですが、はてなハイク自体が上記にも書いた通り、色んなエントリが混じり合った「カオス」な場であると思うので、「何でもいいんじゃないの」という感じにしか言えません。

一例を挙げさせていただくならば、「数学ガール」などで有名な結城浩(h:id:hyuki)氏などは、最近「はてなセリフ」で生成したセリフを「おやすみ」に毎日貼り付けられていたりします。こういうちょっとした形で使われている方もいらっしゃいます。

先のエントリも合わせて、興味を持っていただいた方がいらっしゃいましたら、以前書かせていただいた「うごメモからはてなを使い始めたユーザのために「はてなハイク」の使い方を簡単に説明してみる」なども参考にしていただければ幸いです。


関連

*1:それだけに用途は限定される訳ではありませんが。